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「偏差値教育の末路」と志望校

志望校を決める際に、「行きたい大学」かどうかを基準に選ぶことも大切ですが、「現実的に合格しそうな大学」を賢く選択することも非常に重要です。

 

例えば早稲田と慶応のように同じ位のレベルの大学であっても、当然自分の得意不得意によって受かりやすさは変わってきます。

 

もし自分が「英語と現代文の偏差値が72、古文や世界史の偏差値が58」で早稲田志望だとします。

 

こういった場合に、もちろん古文と世界史を克服して早稲田を目指すこともアリだと思いますが、私ならそもそも慶應を第一志望に持ってきます。

 

そして英語をさらに伸ばし、世界史を「そこそこ」強化し、小論文を勉強して合格するプランを立てます。

 

なぜならその方が合格率が上がるからです。

 

(ここから先はちょっと難しい話ですから意味不明な人は読み飛ばしてください)

 

よく「行きたい大学」と言いますが、日本や韓国のように学校の序列が定量的で、ヒエラルキーがはっきりとしているシステムにおいて、「行きたい大学」なんて「所詮妥協」で決まっています。

 

綺麗事を言ってはいけません。

 

地理的な面と専攻を抜きにしたら、社会的な評価が高い方をみんな選ぶわけですから。

 

「慶応と早稲田なら早稲田に行きたい」と言ってる受験生だって、所詮東大や京大に行けないから「早稲田か慶応なら早稲田」と言ってるわけで、そもそも東大に行けるなら東大に行くでしょう。

 

関西人で、京大と阪大を選べる成績なら京大を選ぶに決まっています。

 

「阪大のほうが○○がいい」など現行システムにおいては負け惜しみでしかありません。

 

また、阪大と同志社を選べるなら阪大を選ぶに決まってるでしょう。

 

早稲田と明治を選べるなら早稲田を選ぶに決まってるでしょう。

 

「なぜ阪大に?」、「なぜ同志社に?」、「なぜ明治に?」と在学中の学生に聞いても「それらしい理由」を答えるかもしれませんが、実際のところは「自分が行ける範囲で一番偏差値が高い大学だから」という以上の理由なんてあるはずがありません。

 

これはそもそも日本の受験システムに問題があるので皆さんのせいではありませんが、日本の大学受験は「大学でやりたいこと」などより「少しでも偏差値が高い大学に行く」ことが絶対的な正義になっています。

 

これを予備校や塾の経営者や先生は絶対に否定できません。

 

なぜならば、定量的で序列が明確なヒエラルキーの学歴社会でちょっとでも上に行くために予備校や塾は存在してるわけですから、私が言っていることを否定するのは綺麗事であり、天に唾を吐いているようなものです。

 

「行ける大学ではなく行きたい大学」などと綺麗事を言う予備校講師がいますが、所詮志望校などは「自分が努力すれば何とかなる」範囲で皆さん適当にでっち上げてるだけですから。

 

究極的には東大に行けるのに東大に行かない人なんてほぼいないでしょう。

 

私のように関西圏にいるから東大ではなく京大を選んでる人間もいますし、九州にいるから東大や京大ではなく九州大学を選ぶ人間もいるでしょうけど、私もその人も、首都圏にいたら間違いなく東大を受験していたでしょう。

 

そして選べるなら理科3類に行ってることでしょう。

 

このような日本の受験システムを前提にして「本当に行きたい大学」を考えることなど荒唐無稽です。

 

オープンキャンパスに行き「どうしても同志社に行きたい」、「どうしても早稲田に行きたい」と真剣に思ってる受験生も、神様が「君を東大にいかせてあげるけどどうする?」と言われてそれでも早稲田や同志社を選ぶ人がどれだけいるでしょうか?

 

所詮日本の大学などはそのようなものです。

 

こういったシステム自体が本来間違いだと私は思ってます。

 

本来は大学で何をやりたいかを基準に大学を選ぶべきです。

 

しかし、偏差値というヒエラルキーがある限り、所詮ちょっとでも高いところにみんな行きたがるわけですから。

 

このような現行制度を考えたときに、「行きたい大学」など考えても仕方ありません。

 

どうせ成績で上から輪切りされてるわけですから。

 

むしろ、「自分が受かりやすい大学で、かつより偏差値が高い大学」に行くべきです。

 

これは社会の不都合な真実だと思って聞いてください。